

豚たちと向き合う
白銀ポークを生産する『ビィクトリーポーク』は、年間70,000頭以上を肉豚出荷する養豚専業の農場です。1946年、余市で1頭の豚から始まった養豚業は、幾度の自然災害を乗り越え、現在では長沢、樽前、登別に3つの農場を運営、日々健康な豚たちのお世話をしています。

73年に余市町山田町にて養豚専業の経営を開始したのち、89年には仁木町長沢南の新農場の計画に着手。93年には年間出荷頭数7,000頭を達成。
2021年に代表取締役に就任し白銀ポークを開発した三代目の代表取締役、中岡亮太氏にお話を伺いました。

幼い頃より祖父や父の養豚業を見て育った亮太氏。代表取締役に就任するまで、ビィクトリーポークの経営陣として、また全国の養豚業に深く貢献。
中岡:ビィクトリーポークは養豚業を営む企業です。私は小さい頃から豚舎を覗いたり、自分の生活環境の中に養豚がある事が普通でした。今の豚舎はウィンドウレスで入るにも消毒を経る必要があるため、子供達は私と同じような経験ができないのが残念ですね。ビィクトリーポークは屠畜や食肉加工は行っておらず、そんな中で、自分たちが生産した材料だけを使った、豚肉のポテンシャルがわかる商品を作りたい!という思いから企画・生産したのが『白銀ポーク』です。

コン・ビーフならぬコン・ポークの缶詰『白銀ポーク』。ビィクトリーポークの良質な部位の豚肉と塩だけを使用した、ヘルシーで贅沢な商品。
中岡:白銀ポークは加工の工程の特徴からコン・ポーク(Corned Pork)と呼んでいますが、フランスのリエット(rillettes、豚肉をラードや塩と一緒に煮込んで作る、コンビーフ状のペースト)が非常に近い料理です。豚肉のうまみがぎゅっと詰まった濃厚な味わいは、一度食べるとやみつきになる事間違いなし。豚肉の実力がわかる商品となっています。当サイトでは、白銀ポークを使用したレシピも掲載しています。ぜひお試しください。

レシピページでは、本格的な調理例からお手軽で贅沢な楽しみ方まで、『白銀ポーク』のおいしい調理方法をご紹介。
品質に対する取り組み

繁殖から肥育までを一貫して行う、登別市の登別農場。熊が頻繁に出没する環境。近くには自衛隊の演習場も。
ビィクトリーポークは、仁木町の長沢農場が繁殖農場、苫小牧の樽前農場が肥育農場、登別農場が繁殖から肥育までを行う一貫農場と、機能がそれぞれ異なります。それはコスト面を考えた取り組みですが、全ては『求められる豚肉』を生産する事に直結します。
中岡:ビィクトリーポークはエコフィードで使用するリキッドフィーディングシステムをはじめ、徹底的な衛生管理で豚を飼育する事で農場HACCP(食べ物の安全性を確保する為に、加工・流通・消費というすべての段階で危害防止につながる重要管理点をリアルタイムで監視・記録し食品を衛生的に取り扱う仕組)認証を受けている事や、豚が離乳した後に北海道樽前の湧き水を飲み水として使用しているなど、その品質や安全性、味わいに妥協無く取り組んでいます。
設備やコスト面の工夫、衛生管理も、全ては品質の為なのです。

あまい脂と柔らかい肉質をもつ、北海道産ホエイで贅沢に育てられた『樽前ホエイ豚』
設備やコスト面の工夫、衛生管理も、全ては豚肉の品質のため。そのように品質を第一に考え繁殖・肥育される豚ですが、商品であるとともに、それぞれ個性をもった生き物。品質を高めるには、ストレスのない環境を作る事が肝心といいます。
中岡:食べる側の人間として言うのも変ですが、豚ってやっぱりかわいいですよね。農場ではよくじゃれてきて噛まれるのですが、小さい豚であればいいのですが、大きい豚に噛まれると非常に痛い。

生後間もない子豚。
ビィクトリーポークの農場は外部と遮断された陰圧換気の豚舎で、社員の方しか内部を見る事はできませんが、日々元気な豚達を相手に奮闘されているようです。
中岡:ビィクトリーポークは創業より、社会への貢献と豚への愛情、そして養豚を通じて出会う人達の人生を豊かにするという『三愛精神』を掲げ、地域循環型農業を営んでいます。共感いただける一人でも多くのお客様に、『白銀ポーク』を含めた弊社の豚肉を食べて、笑顔になってほしいと思います。
大切な方への贈り物に
白銀ポークは、銀座という視点を除いても、食品系のギフトとして、長期間常温保存可能、コンパクト、ローカーボ・糖質がほぼ無いなど、あらゆる長所を兼ね備えたギフト商品です。同梱の、うま味たっぷりのしじみポン酢と合わせても楽しむ事ができます。価格も複数ご用意しておりますので、ぜひ贈り物にいかがでしょうか。
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