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北海道の大自然の中で

苫小牧市から自動車で山の方へ入ってしばらく、うっそうとした木々の生い茂る山々が開けると、野生の鹿が草を食む敷地へ。常時飼育頭数約18,000頭を誇るビィクトリーポークの肥育農場『苫小牧 樽前農場』へ伺いました。

野生の鹿たち(白銀ポークになる事はない...)

農場へ向かう社内にて撮影。農場の敷地内で、ゆったりと草を食べる野生の鹿たち。

苫小牧 樽前農場は前述の通り1農家が所有する農場としては最大規模で、74haと、東京ドーム16個分の広大な敷地面積を有する大農場です。 本社である仁木町の長沢農場から受け入れた子豚を、出荷まで肥育する肥育専用の農場です。

白銀ポークにもなる豚たちの肥育を行う樽前農場

樽前農場はサステイナビリティとして、エコフィードを活用した道産飼料原料を30%活用。また農場HACCP認証を取得しています。

農場へ着くと、雨が上がりました。この日も子豚たちの受け入れがあり輸送トラックが到着。ビィクトリーポークの農場は出入りする車両の消毒・洗浄も徹底しており、豚舎も外部の菌やウィルスを持ち込まない陰圧システムを採用。子豚たちはこれから、防疫ののちに豚舎へ入ります。

白銀ポークになるかもしれない子豚たちが乗っています

3段に分けて子豚を運べる輸送トラック。

生産者の想い

「自分の育てたものをいただくのは最高の贅沢」と話すのは、長沢・登別の農場を統括する農場長の吉田 智仁さん。仕事をしていて一番うれしい瞬間は、食べた人の声を直接聞く事ができた瞬間、との事です。

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24歳からこの仕事に就き、以来20年この仕事に携わる吉田さん。今日も、農場で豚たちのストレスを取り除きます。

吉田:多く貰える感想は、「肉の脂身のギトギトした感じが苦手だけど、ビィクトリーポークさんの豚肉は脂身があっさりとしていて甘く、胸焼けしない、冷めてもさらさらりとしていてすごく美味しい」というものです。

吉田さん曰く、「農場スタッフの課題は、常に、豚の立場に立って考える事。豚が過ごしやすく、ストレスを感じないほど、肉質は良くなります」との事。

吉田:近年の夏は豚舎の温度も上がりやすく、空調が故障したり調整を誤ると、豚たちの命にも関わります。冬は豪雪時に、雪の重さで豚舎が潰れそうになる事もあります。豚も人と同じで寝る場所・トイレ・食事をする場所が分かれている方がストレスを感じにくい。日々考えて環境を改善していく事が大切だと思います。工夫が数字(生産成績)に表れてくると、嬉しいですね。品質をぶらさない事を使命としています。

健康な子豚。白銀ポークになってくれるでしょうか?

豚たちにストレスを与えない事が、おいしい肉質につながる。

サステイナビリティの取り組み

肉質を重視すると餌代が上がってしまうという問題があるそうですが、現在は「エコフィード(リサイクル飼料)」を一定の割合で使用しているといいます。

吉田:今は廃棄を減らすという世の中の流れがありますが、エコフィード自体、悪いものではありません。エコフィードの中でも芋は栄養価が高く、良い食材です。

エコフィードは、地域資源を原料として農場に受け入れたものを、樽前農場の自家配合設備(配合キッチン)で整え、スープ状にしたもの。 ビィクトリーポークはWEDAのリキッドフィーリングシステムを利用しており、コンピューター管理で豚の成長に応じた正確な給餌を行う事で、肉質の向上につなげています。エコフィードスープに使用するのは樽前の湧き水。飼料米とエコフィードの組み合わせで、健康でおいしい肉質の豚を作り上げるのです。

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エコフィードの自家配合システムを備えた樽前農場。

吉田:私の好きな言葉に『豚は人を対等に見る』というものがあり、これを額面通りに解釈すると、豚の賢さを表しているように思います。

賢い豚たちの肥育環境を日々整えている吉田氏。育てた豚の好きな食べ方は、『しゃぶしゃぶ』との事。

吉田:他には、粗びきにしてひき肉料理がおいしいですよ。ビィクトリーポークの豚のやわらかさを楽しむには焼きすぎない事がコツです。ひき肉ではありませんが、白銀ポークも同様に、豚肉のうまみを堪能できる加工で、贈り物としても喜ばれるでしょう。

大切な方への贈り物に

白銀ポークは、銀座という視点を除いても、食品系のギフトとして、長期間常温保存可能、コンパクト、ローカーボ・糖質がほぼ無いなど、あらゆる長所を兼ね備えたギフト商品です。同梱の、うま味たっぷりのしじみポン酢と合わせても楽しむ事ができます。価格も複数ご用意しておりますので、ぜひ贈り物にいかがでしょうか。

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